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カラフルⅣ【気象系BL小説】

第12章 ピスタチオ scene2


チーフが送迎車を運転して、5人で帰る。
こんなこと久しぶりだった。

相葉ちゃんと和也はまだ眠ったままだけど。

「こりゃ、朝まで目が覚めないな…」

翔くんが疲れ切った声を出した。

「部屋まで一緒に運ぶよ」

潤がそう言ったけど、翔くんは遠慮した。

「いいって。ま、俺はこいつの彼氏だからな」

ぶっと潤が笑った。

「へーへー…ごちそうさま」

先に翔くんの家に着いた。

「じゃあお先に。ニノ、お大事にね」

翔くんは和也の頭を撫でると、よっこいしょういちと言いながら立ち上がった。

相葉ちゃんをおんぶして送迎車を降りていった。

「じゃあ、また」
「お疲れ、翔くん」

なんか…こういうのも久しぶりだった。

「じゃあな。あ、潤」
「ん?」
「ちゃんと澪ちゃんに謝っとけよ?」
「…おう…」
「どーせおまえがくだんないこと言ったんだろ?」
「う、うるさいなぁ…」
「澪ちゃん、ほんと懐広いよなぁ…」
「もー!俺のことなんてどうでもいいでしょ?ほら、行った行った…」
「泣かせるんじゃねーぞ?」
「…わかってるよ…」
「じゃあな」

なんか、潤の兄ちゃんみたい…

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