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カラフルⅣ【気象系BL小説】

第12章 ピスタチオ scene2


「行長先生…」

チーフが心配そうに先生を見てる。

「ええ。大丈夫です。万が一の事があったらいけないと思い、私の自宅に皆様来ていただきましたが…」

ちらっと俺たちを見ると、申し訳無さそうな顔をした。

「すいませんでした。私がすぐにこちらに来られればよかったんですがね…」
「いえ…そんな!行長先生の貴重なお時間を割いてしまって…すいませんでした」

チーフが頭を下げるのを、先生は押しとどめた。

「大丈夫。すぐに済みます。行きましょう」

チーフが案内して奥さんがいる場所までたどり着いた。

着いたのは、俺たちの楽屋だった。
今日一日借り切っていたから、誰も居ない。

「まあ…皆さん…!」
「奥さん、すいません…邪魔にならないようにしていますから…」

翔くんが申し訳なさそうにしてる。
相葉ちゃんはしきりに潤を気にしている。

そういえば、潤は前の時ずっと眠ってたようなものだから、こういう現場に出くわすのは初めてなんだ。

「…大丈夫だってば…」
「でも、潤、ちょっと怖いんでしょ?」
「こわくねーし」
「いや、顔色悪いよ?」
「わるくねーし」

おいおい…頼むぞ…潤…

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