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カラフルⅣ【気象系BL小説】

第12章 ピスタチオ scene2


そんな相葉ちゃんを翔くんは、後ろから守るように肩を抱いてる。

突然、潤が反対側から相葉ちゃんの肩を抱いた。

「大丈夫だよ…大野さんもいるし、ここには皆居るから…」

和也もそっと腕に手を添えてじっと相葉ちゃんの顔を見てる。

「そうだよ。俺たち5人で修羅場乗り越えてきたでしょ?大丈夫だよ」

楽屋に居たマネージャー達も集まって貰ってたから、皆で相葉ちゃんを囲うように立ってる。

よく考えたら、ここに居るのは潤の事件のとき一緒に居た人たちだ…

皆、怖いんだろうけどじっと耐えてる。
そんで、俺たちのこと守るようにしてくれてる…

「…ありがと…潤…ニノ…」

翔くんと目を合わせると、頷き合って…
相葉ちゃんの震えが止まった。

「ごめんね。しっかりするから…俺…」

…無理すんなよ…

相葉ちゃんの震えは止まったものの、俺たちは身動きが取れない。

「…しゃあねえな…」

行長先生からの連絡もない。

もたもたしてたら収録の時間が来てしまう。

座敷わらしと、話をしてみるか…

「ちょっくら行ってくる」
「え?智…」
「お前らはここにいろよ?相葉ちゃんはあっちの二人の動き見てて?俺、この子と話してみる」
「わ…わかった!」

そろりと輪の中から出た。

「待って…!」

和也に腕を掴まれた。

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