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カラフルⅣ【気象系BL小説】

第12章 ピスタチオ scene2


楽屋に戻ったら、また潤が電話をしてた。

「澪がそう思うんだったら、それでもいいけど…」

なんだか不穏だな…大丈夫なのかな…

こそっと和也が俺の顔を見た。
顔を横に振ってわかんねって返事しておいた。

「だからっ…違うって言ってんだろ!澪!」

突然、潤が立ち上がった。
聞かれたくないのか、部屋の隅に移動してる。

「ひゃっ…」

相葉ちゃんが悲鳴を上げた。
驚いて振り返ると、相葉ちゃんは天井を見上げて腰を抜かしている。

天井おじさんが、楽屋の中に入ってきてた!

「えっ…!?ちょっとどうしたの!?」

和也が慌てて相葉ちゃんに駆け寄る。

「り、リーダーぁっ…」

助けを求めるように相葉ちゃんが俺を見上げた。

「えっ…」

どうしろっていうんだよ…俺は見えるだけでなんにもできないのに…

ふと見たら、楽屋の入り口にはAD風の女の子がいた。

「えっ…あんたまで!?」
「リーダー!あっち!」

相葉ちゃんが指差す方を見ると…!

「潤っ…」

隅っこに行って電話で喧嘩してる潤の隣に、座敷わらしが居た。

「な…なんだよ…どうなってんだ!?」
「智くんっ…雅紀…一体どうしたんだよ!」
「あ…えと、ちょっと待って…」

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