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カラフルⅣ【気象系BL小説】

第12章 ピスタチオ scene2


「なんか、居るの…?」

翔くんが小さい声で話しかけてきた。

「…和也の隣に女の子がいる」
「えっ?」
「でも、あの子は昔からここにずーっといる…座敷わらしみたいなもんだから…」
「あ…そうなんだ…」
「でも、なんか様子がおかしい…」
「え…?」


今までだったら…

こんなことがあっても、俺は放って置いたんだけど。
だって相葉ちゃんがちょっとだけ霊感が強いのは昔からのことだし。
びびって気絶するのもデフォだし…

でも潤のことがあってから、俺はなんとなく皆の周りのことには気をつけるようにしてる。

やっぱり…

あの時、メンバーがどんだけ大事か痛感したっていうか…

翔くんが、雅紀のついでとはいえ、俺のことも守ってくれた。
相葉ちゃんだって、怖いの我慢して守ってくれた。
和也なんて、黒と一緒に身を挺して守ってくれた。

潤はあんなことがあって、皆に迷惑かけたって言って、前以上に頑張ってる。

そんな姿見てたらさ…

一番俺が見えるのに、何もしないわけに行かないだろ…

俺は嵐のリーダーなんだし。


「智くん…」
「いや…別になにをしてくるわけでもないから、様子見よう…」
「わかった…」

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