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カラフルⅣ【気象系BL小説】

第12章 ピスタチオ scene2


「どうしたの…?」

ちょっと不安げにしている翔くんの後ろ…


光が、見えた


「おはよー!どうしたの?」

向こうから光の塊が走ってきたと思ったら、和也だった。

「おお、おはよ。ニノ」
「おはよ、翔ちゃん」

和也は光り輝くような笑顔を俺に見せた。

「どしたの?智」

ああ…もう…

少し入っていた力が抜けた。
知らないうちに、緊張してたみたいで…

「ん?」

俺の顔を覗き込んでにっこりと笑う笑顔が眩しい。

「わあっ!」

あんまり眩しいから、俺は和也を抱きしめた。

「…おはよ。和也。愛してる」
「な、何言ってんのよ…こんなとこで…」

そっと和也は身体を離した。

「なんか、あった?」

ちょっと心配そうな顔をさせてしまった。

「なんでもない…相葉ちゃんが、幽霊見てひっくり返っただけだ」
「ええっ…!?見えたの!?」

和也は焦って翔くんの顔を見た。

「…ああ。らしいよ?気絶してひっくり返ってたんこぶ作ってるよ…」
「マジ…?」

ふと見渡したら、天井おじさんも女の子も居なくなってた。

「……?」

なんで、和也が来たら居なくなったんだろ…?

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