第11章 珈琲色
生まれたままの姿になった大野を三人が愛撫している。
「あっ…やだ…だめ…そんなとこ…」
相葉の手の中には大野自身が握られている。
「なんか…すげ…」
「大野さん、集中して…?」
松本と二宮は相葉をフォローするように、大野の上半身を弄んでいる。
櫻井は暫く呆然とそれを見ていたが、意を決したように立ち上がった。
「雅紀…俺と変われ」
「え…?翔ちゃん…」
「おまえより俺のほうが上手いだろ?」
そういうと、大野を握りしめた。
「ああっ…翔ちゃんっ…」
びくんっと身体が跳ねたかと思うと、可憐な乙女みたいな顔をして櫻井を見上げる。
「ちょっと…強いよ…」
「あ、ごめん…じゃあこれは?」
「俺…口でするっ…」
「えっ…相葉ちゃっ…」
櫻井の握り込む先端を、相葉はなんの躊躇もなく咥え込んだ。
「あっ…やだだめっ…汚いからっ…」
止めようとする腕は、松本と二宮が柔かく抑えている。
「まだ柔らかいね…じゃあ、これは…?」
いつの間にか櫻井の手にはぬるぬるする液体が塗られていた。
その指は大野の後ろの口を撫で始めた。
「やあんっ…」
恥じらう大野に構わず、櫻井は指でそこをほぐし始めた。
「翔さんそれ…」
「どこに持ってたんだよ…」
二宮と松本が呆れた顔で見ている。
「あ…ああ…まあ、雅紀と使うのに持ち歩いてる…」
「ええ…俺たちでも持ち歩いてないのに…ねえ?潤くん」
「どんだけサカッてんだよお前ら…」
そう…櫻井と相葉、そして松本と二宮はデキている。
「ん…ん…あ…リーダー…」
相葉が嬉しそうな声を出した。
「ちょっと硬くなってきたよ!」
「あ、ホントだ…」
「大野さんたら…こういうの好きなの…?」
「へえ…無理やりされんのが好きなんだ…?」
松本の意地の悪い声に、大野はぶるっと震えた。
そうだよ…俺、この時を待ってたんだ…
皆で俺のこと愛してくれるこの時を…
「お願い…ねえ…誰か…俺に挿れて…?」
ごくりとつばを飲み込む皆の顔…
そう…これからは…
「俺を…気持ちよくして…?」
みんな、僕のモノ
END