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カラフルⅣ【気象系BL小説】

第11章 珈琲色


ああそうだよ…

俺は、いつだって翔ちゃんと繋がっていたい

いつでもどんなときでも、翔ちゃんに愛されてるって感じたいんだ

だから…欲しい…


いつだってどこだって


「しょうちゃぁん…」
「ん…?どうした…?」
「気持ちいいよぉ…」
「ふ…」

ゆらゆら翔ちゃんの動きで身体が揺れてる。
俺の上で汗を流しながら動いてる翔ちゃんを見てると、身体の芯が熱くて燃えちゃいそう。

「ね…もっと、奥入って?」

そうねだると、ぐいっと俺の腰を持って奥深くに突き立ててくれる。

「あああっ…嬉しいっ…」
「もお…雅紀、かわいい…」

堪んないって顔して、俺の首筋に食いついて…
軽く吸い上げられると、気持ちよすぎてイっちゃいそう。

「もっとちょうだい…翔ちゃんをちょうだい…」
「もうやるものねえよ…」

しょうがないから、翔ちゃんの顔を伝ってる汗を舐めた。

「馬鹿…」
「ばかだもん…」

ばかっていったのに、ぎゅうううって翔ちゃんは俺を抱きしめてくれた。

「愛してるよ…雅紀…」
「うん…俺も…」

凄く凄く
いっぱいいっぱい

愛してる…



次の日、起きたら翔ちゃんはいびきをかきながら爆睡中。

「そりゃ疲れるよね…東京から移動してきて、あんだけヤリまくったら…」

すやすや眠る顔が可愛らしくて、乱れた前髪をどけようとしたら、左手になにか光るもの…

「えっ…」

左手の薬指に、光る指輪…

「えっ…えっ…えっ…!?」

シルバーの細身のリングには小さいダイヤモンドが埋め込まれてて…

「いつの間に…」

翔ちゃんの左手を見たら、そこにはお揃いの指輪。

「うっそ…ペアリングなんだ…」

じわじわ涙が溢れてくる。

「ありがとぉ…翔ちゃん…」

どんどん溢れてきて止まらない。

「あじがどおぉ…うわーんっ…」
「どあっ…」

ぼふんって抱きついたら、翔ちゃんは飛び起きた。

「なっ…なんだ!?雅紀!?」
「うわあああんっ…あいじでるぅううう~!」
「ま、雅紀ぃ…?」

その後、一向に俺の涙は止まらなくて、翔ちゃんは困った顔をしながら、ずーっと俺のこと抱きしめてくれてた。

「…ぶっさ…その顔…」
「うるしゃい…」




いつだってどこだって


たくさんたくさん、愛してる




END
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