• テキストサイズ

カラフルⅣ【気象系BL小説】

第10章 Coke scene3


「まあ、そこはちゃんと翔と相談したよ?」

くふっと笑って、カズヤは葉っぱの形のマグネットを手に取った。

「これにメモを書いて貼ってもいいし、ボードに直で書き込んでもいいし…」

そう言って紙ッペらをマグネットで、木の葉っぱのとこに貼り付けた。

「ここがにーののゾーンだよ!」

そういって指し示されたのは、ボードの下の方で…

「それはあれか…身長的にここってことか…」
「あっ、バレた?」
「カズヤぁ!」
「ぶぶ…うっそ…だってにーのはおかあさんだもん。母なる大地っていうだろ?だから、下の方!」
「わあったよ…屁理屈こきやがって…」

どうやら葉っぱの部分はフリーで使って、周りの空いているところは各個でゾーンを決めてスケジュールを書いておくらしい。

「おまえ、大丈夫なの?管理…」
「うん!こんな良い物作ったんだから、ちゃんとやるよ!」

カズヤはニコニコしてボードを眺めてる。

「これね…俺なんだって」

ブランコの人影を指差した。

「明日の記憶に、俺も入れてくれたんだ…」
「カズヤ…」
「智って優しいね!」
「ん…」
「これね、潤も葉っぱのところ色塗ったんだって」
「へえ…そうなんだ」
「だから、ムラあるでしょ?」
「こら」

/ 1000ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp