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カラフルⅣ【気象系BL小説】

第10章 Coke scene3


「…智と…寝たんでしょ?」
「えっ…」
「いつだったかな…にーのが朝方帰ってきたとき、智の香水の匂いがしてたんだよね…」

背中を冷たい汗が流れていく。
ぎゅっとカズヤの指に力が入った。

「痛っ…」
「怪しいなって思ったけど…にーのはなんでもない顔してるし…でも、よく考えたら、にーのって役者なんだよね…」

にっこり笑って顔を近づけた。

「アカデミー主演男優賞なんだから、演技なんてお手の物だもんね?」
「カズヤ…」

指が急に離れて、思わず前のめりで身体を抱えた。

「っ…」
「昨日、智の話してたもんね…?俺、覚えてるよ」
「カズヤ…その…」
「でももう終わってるんだね…?」

なんにも答えられないでいると、カズヤが立ち上がった。
ソファの背もたれに俺を突き飛ばすと、膝に跨ってきた。

「俺からも、おしおき…」

いきなりスエットの中に手を突っ込まれて、乱暴に中心を握り込まれた。

「ちょっ…カズヤっ…」

昨日あれだけ甚振られて、もう出るものはない。
それになんかこすられすぎてヒリヒリしてるし…

「やだぁ…痛いからぁ…」
「ふ…熱くなってるじゃん…」
「カズヤだめっ…おねがいっ…」

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