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カラフルⅣ【気象系BL小説】

第10章 Coke scene3


「そっか…でも、翔も雅紀も初恋が実ってよかったね」

小さな声でカズヤがいう。

「まあな…」

ばちゃんと突然顔にお湯を掛けられた。

「な、なに!?」
「翔も雅紀もにーののこと、こんなにだいすきなのに!にーのったら、何で初恋が智なのさ!?」
「そ、そんなこと言われても…」
「しかも未だにちゅーしてるとかさ!」
「い、いやもうしてねえし…」

思わずぽろっと言ってしまった。
実は、ずっとしてないんだよね…

そう、あの浮気が終わったときから。

「え?そうなの?」
「なんで?」

相葉さんも翔さんも食いついてきた。

「い、いや…ほら、俺には皆が居るし…」
「いやいや…あれだけ揉めてもやめなかったのに、なんで!?」
「えー?なになに?何を揉めたの!?俺、それ知らない!」
「カズヤは黙ってろ」

ぐいっと翔さんが俺の腕を引っ張った。

「ニノ…なんか隠してる?」
「えっ!?」

隠してるっていうか…隠してるよ…

だってあんなこと言えないだろ…

大野さんが俺のこと抱きたがって。
潤に抱かれてしまったことをネタに脅されて、暫く浮気してたって…

しかも最終的には潤にまで同じ事されたし…

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