第10章 Coke scene3
相葉さんのグラスをとりあげると、腕を引いて抱きしめた。
「和…?」
「今は…どうしたらいいかわかってるんだからさ…」
「うん…」
「カズヤがまだ言わないってことは、多分昇華できてないんだろうから…俺達は待ってよ?」
「そうだな…」
ぎゅうっと相葉さんも抱きついてきた。
「待ってる…」
さらさらの髪の毛はまだちょっと濡れてる。
そっと頭を撫でてると、相葉さんがもぞもぞと動き出した。
「ん?」
「和…」
バスローブの隙間から、胸板にキスしてくる。
…しょうがないなぁ…
抱きしめる腕を緩めて力を抜いたら、相葉さんが顔を上げた。
「…いいの…?」
か…かわいい…
捨てられた子犬みたいな顔しちゃってさ。
「…いいよ…?」
「和ぅ…」
くんくん言いながらやらしいことしてくるんだよ…
なんだよもう…かわいいじゃねえか!
「あ…」
胸の先端を吸われて、ちょっと声がでたら嬉しそうにしちゃってさ…
「もっと…舐めて…?」
そうねだってみたら、いろんなところ舐めてくれてさ…
「きもちいい?」
って何度も聞いてくれて…
「ん…もっと…雅紀…」
こっちだって甘ったるい声でるってーの。