第10章 Coke scene3
「家政婦さんに来てほしいなあ…」
「無理…絶対無理…」
「だよな」
ただでさえやばいのに、更に俺たち4人が恋人だってバレたら…とんでもないことになる。
「自力で頑張るしかないよ」
「おー!がんばるぞぉー!」
久しぶりに徹底的に風呂掃除して、大満足。
「ピッカピカだな…今晩4人でジャグジー入るか」
「いいね」
風呂場の窓から外をふと見たら、庭の植栽がだいぶぼーぼーになってるのが見えた。
「ちょっと…庭、やばくない?」
「あ、植源さんに来てもらうかあ…」
「んだね。後で電話しとこうね」
なんて言いながらリビングで休憩に入る。
「いやあ…暑い」
冷たい飲み物を飲みながら、だくだくの汗を拭いてる。
「あとでシャワーしよっかぁ」
「んだな。ついでに盛って…んだあ!」
「懲りろ。万年発情期」
「いでぇ…」
ソファに座りながら足を踏みつけておいた。
お昼にシーチキンオクラそうめんを食べて、やっとなんとか落ち着いた。
「もうやることない?」
「ん~…忙しいんだから、相葉さん午後から休みなさいよ」
「和だって…やすも?」
そういってコテンと俺の肩に頭を載せてきた。
「甘えてる?」
「うん」