• テキストサイズ

カラフルⅣ【気象系BL小説】

第10章 Coke scene3


「ねえ、にーの」

相葉さんと翔さんが一緒にお風呂に入ってるときだった。

スケッチブックを持ったまま、俺に背中を向けてる。
振り返るとその背中が小さく笑った気がした。

「なんだよ」
「智とにーのって付き合ってたの?」

ぶはっと飲んでたコーヒーを噴き出した。

「な、な、なにを…」
「だってさ、前に智言ってたじゃん。”潤とニノ専用の組合だ”って…あれって、潤とにーのだけは寝れるってことでしょ?」
「お、おまえってやつは…」
「なあに?」

無邪気な顔を俺に向けた。

「…まあ、ぶっちゃけそういう感情もってた時期はあるよ?」
「へえええ!」
「でもさ、プラトニックで終わったっていうか…お互いそれがなんだかわかってなかったから、そこで終わったっていうか…」
「ふうん?」
「だってさ…その時はまだ相葉さんや翔さんとこういう関係になる前だったし…男同士でそういう感情があるのっておかしいとおもってたからな…」

ま、そのあと色々あったけどね…

結局俺は、潤とも大野さんとも寝てしまって。
大野さんとは暫くなんだかんだと続いてたし、潤だって…宮城の夜の後、一回だけ…

「なんでそんなこと聞くんだよ」
「ん?いや…凄いなって思って…」
「なにが?」

カズヤはくりっとした目を俺に向けた。

/ 1000ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp