第9章 ミント-before-
後ろの口に、また練乳を垂らすとそのまま智は俺に覆いかぶさってきた。
何も言わず、熱い塊が俺の中に入ってくる。
「あ…あぁ…智…」
「和也…」
ギリギリと俺の中を這いずるように智が侵入してくる。
「熱い…すげぇ…和也…」
「あ…う…もっと…もっと奥入ってっ…」
「和也っ…」
ぐいっと抱きしめられたかと思うと、智が俺の奥深くに埋まりこんだ。
「くっ…狭い…」
「智ぃ…」
「和也…おまえ、なんて体してんだよ…」
答える暇もなく、智が俺を突き上げた。
「ああああっ…」
「止まんねえ…」
痛くて涙が出てくるけど、でもそれ以上に嬉しかった。
智とひとつになれたことが嬉しかった。
「夢みたい…智…智ぃっ…」
「夢じゃねえよっ…俺はここにいるからなっ…」
ガツンガツンと腰を打ち付けてくる智の汗が飛んでくる。
背中に肩に、降り注いでくる。
しあわせでしあわせで。
枕を握りしめながら、絶対にこの熱を忘れないよう記憶に刻んだ。
「すげ…汁たれてる…」
シーツにこすりつけるようにしてた、俺のアソコを後ろから掴んだ。
「ひゃっ…ああああっ…前も後ろもだめえっ…」
「うわっ…すげえ締まるっ…」