第9章 ミント-before-
智がチューブから白い液体を出した。
「それって…」
「練乳」
「まじで…」
嬉しそうに俺の足を開くと、その指を俺の後ろの口に付けた。
「ひゃっ…冷たいっ…」
「ごめん…」
そのまま口の周りをゆるゆると撫でると、俺の腰を持ち上げて吸い付いてきた。
「えっ…ちょっ…そんなとこ舐めないでっ…」
「大丈夫だって…甘くてうめえ…」
「智ぃ…」
舌の感触がくすぐったくて。
でも智の口から出てる音は淫らで。
ぐちゅぐちゅしながら俺の口を解してる。
「んっ…あ…やだぁ…」
「んでもさ…こうしないと、多分切れるぞ?」
「…それもやだぁ…」
ぷっと笑うと、智はまた練乳を指に出した。
そのまま今度は俺の中にずぶりと差し込んだ。
「ひゃっ…ああっ…」
「うわ…すげ…和也の中、熱い…」
体の中を指が動いてるのがわかる。
今までそんなとこ、他人に触られたことなんてないのに…
なんだかきもちいい。
「あっ…んんっ…智ぃ…」
なんだか高い声で喘いでて、自分じゃないみたいな感じがする。
でも、智は嬉しそうにそんな俺を眺めてて…
いいんだ…こんな俺も、智はちゃんと受け止めてくれるんだ…
「いい…?」
「ん…気持ちいい…もっとぐちゅぐちゅして…?」