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カラフルⅣ【気象系BL小説】

第9章 ミント-before-


だけど、大野さんはそんな俺なんて見てなくて。
素のままの俺を見てる。

すけべでいい
そのままでいい

言葉にしてるわけじゃないけど、それが感じられた。


この人は…
一番俺を自由にしてくれるのかもしれない


「…離さない…」
「え?」

見上げた顔を両手で包んだ。

「絶対…離さないから…智…」
「和也…」

ちょっとだけ驚いたような顔をしたかと思ったら、すぐに真顔になって。
そのまま俺をマットレスに押し倒した。

自分の服も脱ぎ捨てると、俺に覆いかぶさってきた。

「手加減なんてできねえからな…」
「うん…」

身体中キスしてくれて、更には俺のアソコにまでキスして…

「やっ…だめぇ…」
「なんでだよ。気持ちいいだろ?」

愛おしそうに俺のアソコにキスして、そのまま口の中に入れてしまう。

「んあっ…」

急に来た快感に身体が反った。

「すっげ…」

嬉しそうに笑う顔は、もうギラギラしてて…

こんな顔、見たことない。
俺がこんな顔させてるんだ…

そう思ったら、嬉しくて嬉しくて…

「やっ…やあっ…も、出る…」
「ん…」

じゅぶじゅぶと口で愛撫しながら、嬉しそうに俺を見る。
たまらなく淫らで、たまらなくセクシーだった。

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