• テキストサイズ

カラフルⅣ【気象系BL小説】

第9章 ミント-before-


「舌…出せよ…」

吐息混じりの色っぽい声で命令される。
身体が痺れたようになって、唇の感覚しかなくなってきた。

入ってきた大野さんの舌を自分の舌で絡め取って、流れ込んできた唾液を吸い取るように飲み込む。
くちゅくちゅと音を立てながら、俺達の舌は絡み合う。

段々、全身に唇の感覚が広がって。
下半身に熱が集まってくる。


もっと欲しい
もっともっと欲しい

…大野さんが欲しい


不意に唇が離れていったかと思うと、首筋に大野さんの顔が埋め込まれた。

「あっ…」

首筋を舐められて、シャツに手が入ってくる。
すぐに俺の胸の先端に指を付けると、ぐりっと押し付けてきた。

「やっ…あ…」
「感じろよ…なあ…和也…」
「やめ…て…」

大野さんは俺に馬乗りになると、じっと俺を見つめた。

「好きなんだろ?」

何を言われたのかわからない。
なんて言った?

なにを…好きだって…?

「おまえ、俺のことが好きなんだろ?」

ああ…バレちゃった…

「今日まで確信持てなかった…嫌われてるのかとも思ったし…ずっと最近避けられてたし…」

にたりと笑った

「…でも…わかったからには…離さねえからな…?」

/ 1000ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp