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カラフルⅣ【気象系BL小説】

第8章 ディープパープル


三人で縺れるようにシャワーを浴びた。
智くんの身体に触れようとすると、薄い笑みを浮かべて躱される。

俺も潤も翻弄されていたが、従うしかない。
俺達はただ、体に溜まる熱をどうしようもなく持て余した。

「翔くん…」

シャワーヘッドから出るお湯が、潤の白い肌を滑っていく。
腕を掴まれて引き寄せられると、潤の胸に抱きしめられた。

身体を洗っている智くんは、ただ俺たちを見つめてる。

「だめだ…我慢できない。触って…?」

潤の切羽詰った声が、耳元で聞こえた。
答える前に、潤の手が俺の立ち上がった中心を握りしめた。

「あっ…」
「ね…俺のも触って…智にしたみたいに…」
「ん…」

潤のそれに手を伸ばすと、もう熱く滾っていた。
きゅっと握りしめると、潤の身体がビクリと震えた。

もう、出したい

この異様とも言える雰囲気に、感覚が麻痺してる。
それでもいい。
構わない。

理性なんて、智くんの前じゃ無意味だ

「あっ…く…」
「も、だめだ…イク…翔くん…」
「俺も…潤…」

付けていた額を離すと、潤の唇が俺の唇に重なった。
激しくお互いを貪りながら、俺達は快感に溺れた。

智くん…

あなたが欲しいよ…

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