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カラフルⅣ【気象系BL小説】

第8章 ディープパープル


「智く…」

掠れた声が出た瞬間、智くんの温かい唇が重なった。

「ん…」

さっきまで俺を咥えこんでた唇

震える手で、智くんを抱きしめた。

「んっ…」

もっと奥深く入りたかった
潤みたいにもっと奥に

半開きになってた唇を舌で割って、智くんの口の中に侵入する。
すぐに舌を見つけて絡めると、くちゅりと卑猥な音がした。

「しょ、ちゃん…もっと…」
「智くんっ…」

甘い唾液と舌を吸い上げて、智くんを味わうと体の芯が熱くなった。


止まらない

こんなに気持ちのいいキスしたことがない


別の生き物のように蠢く舌が俺の口の中を舐め回すと、一層意識が浮遊した。

現実なのに…現実じゃない
リアルなのに、夢のようで

「触って…智くん…」
「え…?」
「さっき舐めてくれたとこ…触って…?」
「…いいよ…」

くすくす笑いながら、俺のジーパンの中に手を入れてきた。
ぎゅっと俺を生で掴むと、智くんはまた唇を重ねてきた。

「ふ…ぁ…」

ぞくぞくと身体に鳥肌が立つほどの快感…

「くそっ…」

潤が呻くように言うと、再び動き出した。

「いいよ…もうっ…智の言うこと聞くからっ…寝ないなんていわないで…お願いっ…」

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