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カラフルⅣ【気象系BL小説】

第8章 ディープパープル


「なにするんだよ…」
「いいから…そこで見てろよ」

潤の低い声が個室に響く。

壁に張り付くように立っている智くんを、ドアの前に立つ俺に押し付けてきた。

「ちょっ…なにしてんだよ」
「うるせえんだよ…」

智くんの背後に潤が立つと、智くんの腰に手を回した。
カチャカチャとベルトを外す音がすると、智くんのジーンズがずらされた。

「やっ…潤っなにするの!?」
「うるせえ」

指を自分の口に咥え込むと、唾液をたっぷりと纏わせて、智くんの後孔に押し付けた。

「ひっ…あ…」

俺の肩に手を掛けながら、智くんの身体がビクリと震えた。

「そ、んな…急にだめぇ…」
「ふうん…まだヤってなかったんだ」

また指に何度も唾液を纏わせて、潤は執拗にそこを攻めた。
智くんの身体がガクガク揺れだすと、右手を智くんの前に回して、中心を握り込んだ。

「あっ…あっ…潤っ…」
「なんだよこれは…翔くんの咥えてこんなに汁だしたのかよ…」
「潤っ…だ、めっ…」
「俺以外の男で…こんなになってんのかよっ…」

身体を起こすと、潤が俺を一瞥した。
そのまま自分のベルトを外すと、ズボンをずり下げて己を取り出した。

「罰だよ」

潤の腰が乱暴に智くんにぶつかる音がした。

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