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カラフルⅣ【気象系BL小説】

第8章 ディープパープル





だめなのに…

わかってるのに、抗えない



「あっ…ああ…」

ジュブジュブと俺を飲み込む音。
それは智くんの口から出ている。

トイレの個室で、衝動のまま俺たちはこんなことをしている。

「声、抑えてよ…誰か来るよ…?翔ちゃん…」
「だって…む、り…」

それは体験したことのないほどの気持ちよさで。
漏れ出る声を我慢できない。

「智くん…うまいんだもん…」
「ふ…翔ちゃん、男でも勃つじゃん…」
「違う…」
「何が違うの?」

べろりと下から上に裏筋を舐め上げられて、短い悲鳴が出た。

「だ…から…それは…」
「なに?」

今度は先端をちゅうっと唇を窄めて吸い上げる。

「くっ…ぁ…智くん…だから…」
「え…?」
「智くんなら…勃つ…」
「ふ…そうなんだ…変なの…」

くすくす笑いながら、口を大きく開けて俺を飲み込んでいく。

「ふっ…ぁ…」

口を手で覆って、声が漏れないようにするので精一杯だった。

「出したい…?」

口を手で覆ったままコクコクと頷くと、智くんは満足げに笑った。

「いいよ…飲んであげる…翔ちゃんの精子」

舌先で俺を舐めながら見上げる目

ああ…あの日、見た目だ…

潤に組み敷かれながら、俺を見上げた目

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