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カラフルⅣ【気象系BL小説】

第7章 グレイ scene5


「ねえ、今日はどうする?」
「んーそうらね…」

もうすぐ、俺はドラマの撮影に入るから忙しくなる。
二人揃っての休日は、少なくなるから…
今日はどっか行こうねって。
ずーっと約束してたんだ。

「ましゃきは、らにがしたい?」

歯ブラシを咥えたままだから、上手に喋れてない…

「そうだねえ…智と一緒なら、なんでもしたいっ!」
「ぶっ…も、もう…」

俺たち…こんな性格なもんだから…
優柔不断で、結局何をするか決めらんなかった。
しょうがないから、今日起きてからしたいことしようってなってたんだけど…

この段階になっても、まだ決まらない。

っていうかね…

こういう性格だからさ。
ずーっと両思いだったんだけど…
実はつきあったのもつい最近なんだよね~…

ほんと周りからはじれったかったって言われて…

特にニノ…
あやつは、もうほんっとにすっごい俺達のことを煽っていたそうな…

ふたりとも、じぇんじぇん気づいてなかったけど…

「…なに笑ってるの…?」

智が顔をびしょびしょにして、鏡越しにこっちを見てる。

「…ううん…俺達って、じれったいねって思ってさ…」

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