第6章 ショコラ scene4
ひとつひとつ雅紀のシャツのボタンを外す。
うす桃色に染まった肌はとても綺麗で、健康的で。
全部外すのが待ちきれなくて、首筋に吸い付いた。
「あっ…もお…早いよ…」
「だから、早く食べたいって言っただろ?」
「もう…俺だって早く食べたい」
そういって雅紀は大胆にも股間を鷲掴みした。
「ふをっ…」
「ふふ…翔ちゃんもうカチカチ…」
「ったりめえだろ…おまえがかわいいから…」
「へへ…」
うす桃色の頬が赤く染まった。
「翔ちゃんかっこいい…」
「ばか…」
「俺の恋人、かっこいい…」
「しわくちゃのじじいになったらどうすんの?」
「…じじいになったとしても…翔ちゃんはかっこいいもん」
きっぱりと断言して雅紀は微笑んだ。
「俺がしわくちゃのじじいになっても抱いてね?」
「ったりめえだ…」
こんなかわいいじじいだったらいくらでも抱いてやる。
ひいひい言って、泣いても許してやんないからな。
「どんなしわくちゃのじじいになっても、雅紀は雅紀だ…」
「翔ちゃん…」
「愛してるよ…」
雅紀の頬を手で包んで、口付けるとぽろっと涙が溢れた。
「雅紀…?」
「しょうちゃあんっ…」
がばっと雅紀に抱きしめられて、息もできないほどだった。