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カラフルⅣ【気象系BL小説】

第3章 萌葱-moegi- scene2


本当に、何が起こったんだ?

「まあ、あいつらの企みが上手く行ったんだろうね…」
「え?企み…?」
「うん」

雅紀は苦笑いしながら喋ってくれた。

あの日、翔くんには無理やりされたら嫌だってことを教えようと、二人は行動してくれてたみたいで。
ストレートの潤を巻き込んで、ニノが計画したみたいだった。
よく乗ったよ…潤のやつ…

でも、ニノの企みは…実は別のところにあったらしく。

なにが起こったのかわからないけど、翔くんと潤はニノと本当に付き合うことになったって…

「ど…どういうことなんだろ…俺、ちっとも理解できない…」
「うん、俺もちょっと…でも、ニノならやりそうじゃね?」
「うん…あいつ、こわい…」

くすっと雅紀は笑った。

「え?なに…?」
「翔ちゃん…目覚めちゃったんじゃないかな…?」
「え?なにに?」
「下になるの…気持ちよかったんじゃない…?」
「あ…」

そういえば…最後に見た翔くんは、とっても気持ちよさそうにしてた…
それって、そういうことなのかな…?

「ニノと潤がひと肌脱いでくれたんだ…信じよう?智…」
「うん…」

俺…なんもできなかった。
ただ怯えて、みんなの影に隠れて…

なんだか、情けない

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