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カラフルⅣ【気象系BL小説】

第3章 萌葱-moegi- scene2


突然根本まで抉るように入ってきた雅紀は、最初から全開で俺を突き上げた。

「智はっ…俺のだからっ…」

涙を流しながら、俺をぎゅうっと抱きしめた。

「うん…うん…雅紀…も、俺のだから…」

力の入らない腕を雅紀の背中に回して、必死でしがみついた。

「愛してる…智、愛してるよ…」
「う…ん、俺もっ…」

気が遠くなってくる。
雅紀の熱が、体の中を暴れてる。

「智っ…イク…」
「うんっ…俺もっ…あああっ…」

雅紀の動きが激しくなって、そのまま俺たちは上り詰めた。

「智っ…」
「雅紀っ…手、握ってっ…」

差し出した手をぎゅうっと雅紀は握ってくれて…
そして、微笑んだ。

「愛してる」

その声を聞きながら、俺は熱い液体を腹にぶちまけた。
ずるりと抜け出した雅紀は、同じ場所にそれを出した。

「あっ…くっ…」
「あぁ…雅紀ぃ…」

雅紀は俺の髪を撫でると、ふっと微笑んだ。

「かわいい…智…」

雅紀だって…

そう言おうと思ったけど、力が入らなかった。

そのまま、意識が遠のいていって…

いつの間にか、夢の世界に飛び立っていった。



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