第3章 萌葱-moegi- scene2
「ん…潤くん、おっきくなったよ…」
「ニノ…すげえ上手いな…おまえ…」
潤がニノの頭をなでたかと思うと、少し緊張した顔をした。
「じゃあ…潤くん…」
そう言って翔くんの足元からどいた。
そして翔くんの頭の方に回ったら、髪を掴んで翔くんの顔を上げた。
「ちゃあんと…反省してよね?翔さん」
潤が翔くんの腰を持った。
そのまま少し目を閉じた。
「やだ…ニノ…やめて…」
翔くんがか細い声をだす。
泣いてるみたいだ。
「だーめ…もうあんなことしないように、反省してもらうんだから…」
そう言うとニノは潤をまっすぐ見上げた。
潤は目を開けると、こっちを見た。
「ひゃっ…」
思わずどきっとして飛び退いた。
でも雅紀が俺をしっかりと受け止めた。
「ちゃんと…見よう?あいつらが俺達のためにしてくれてることだから…」
「え…?」
雅紀がリビングを見つめたから、俺も恐る恐る見た。
「ああああっ…」
潤が腰を進めている。
「ほら、翔さん掴まって?」
ニノが優しく髪を撫でながら、翔くんを抱き寄せる。
「やっ…ニノぉっ…潤が俺に入ってるよおっ…」
「そうだね…?でも痛くないでしょ?ちゃんとしたんだから」