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カラフルⅣ【気象系BL小説】

第3章 萌葱-moegi- scene2


「ん…潤くん、おっきくなったよ…」
「ニノ…すげえ上手いな…おまえ…」

潤がニノの頭をなでたかと思うと、少し緊張した顔をした。

「じゃあ…潤くん…」

そう言って翔くんの足元からどいた。
そして翔くんの頭の方に回ったら、髪を掴んで翔くんの顔を上げた。

「ちゃあんと…反省してよね?翔さん」

潤が翔くんの腰を持った。
そのまま少し目を閉じた。

「やだ…ニノ…やめて…」

翔くんがか細い声をだす。
泣いてるみたいだ。

「だーめ…もうあんなことしないように、反省してもらうんだから…」

そう言うとニノは潤をまっすぐ見上げた。
潤は目を開けると、こっちを見た。


「ひゃっ…」

思わずどきっとして飛び退いた。
でも雅紀が俺をしっかりと受け止めた。

「ちゃんと…見よう?あいつらが俺達のためにしてくれてることだから…」
「え…?」

雅紀がリビングを見つめたから、俺も恐る恐る見た。


「ああああっ…」

潤が腰を進めている。

「ほら、翔さん掴まって?」

ニノが優しく髪を撫でながら、翔くんを抱き寄せる。

「やっ…ニノぉっ…潤が俺に入ってるよおっ…」
「そうだね…?でも痛くないでしょ?ちゃんとしたんだから」

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