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カラフルⅣ【気象系BL小説】

第3章 萌葱-moegi- scene2


「翔くん…ニノのこと好きにしてたんだろ…?だったら、今日は俺が好きにさせてもらうからな…」

潤が翔くんの腕を床に押し付けながら言う。
さっき戸惑ったようにしてたのに、今はなんだかキリっとしてる。

「どう…なってんだ…」

雅紀の服をぎゅっと掴みながら、それでもその場から動けなくて、俺達はずっと覗き見している。

ニノを見たら、翔くんのお尻…触ってる!?

「えっ…ちょ、待って…あれ…」
「えっ?」

雅紀もニノを見て呆然とした。

「せ…セックスするってこと…?」
「なのかな…え?だって翔くんって…」
「もしかして…潤のやつ…」

なにか考えこむ顔になった雅紀は、じっと3人を見つめた。

ニノの手は翔くんのお尻付近を緩やかに動いている。
って、あの指…

中に…入ってるよね…

「あっ…やだっ…」

突然翔くんが仰け反った。
でもすぐにふにゃっと床に伏してしまう。
力がうまく入らないみたいだ。

「そんなに酔っ払ってた…?翔くん…」
「いや、たくさんは飲んでなかったよ?」

ニノがにやりとしながら、手を激しく動かし始めた。
潤はそれをジーっと見てる。

「やだっ…ニノっやめてっ…」

翔くんのか細い声が、リビングに響いた。

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