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カラフルⅣ【気象系BL小説】

第3章 萌葱-moegi- scene2


潤が翔くんのシャツを掴んで引き裂いた。
ボタンが飛ぶ。
翔くんは暴れてるけど、潤が馬乗りになってるから動けない。

「潤くんっ…やめてぇっ…」
「うるせえ!黙ってろっ!」

翔くんは半ば呆然として動きを止めた。

「潤くんっ…お願いだからっ…」
「うるせー!」

もうわけがわからない。
なんでこんなことになってんだ?

大体、なんで潤とニノが付き合ってんだ?
どういうことなの?

「…智…?どうしたの?」

雅紀が後ろから俺の肩に手を置いた。

「ひゃっ…」
「えっ…なに?どうしたの…」
「ま、雅紀ぃ…」

わけがわからないから、雅紀に抱きついた。

「どうしたの…?」
「わかんない…」
「なにかあったの?」

そう言って雅紀はリビングを覗き込んだ。

「えっ…」

そう言ったまま、雅紀は黙り込んだ。
でも目はずっとリビングを見つめてる。

ごくり、ツバを飲み込む音まで聞こえた。

「ね…?わけわかんないでしょ?」
「うん…」

そっと俺も雅紀と一緒にリビングを覗き込む。

「あっ!?」

翔くん、素っ裸になってる…

「ど、どういうこと…?」

ニノが翔くんの腕を押さえて、潤は相変わらず翔くんに馬乗りになってる。

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