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カラフルⅣ【気象系BL小説】

第3章 萌葱-moegi- scene2


ちょっと太めの生パスタにソースを絡めて…
お肉もたくさん載せちゃおう。

もりもりになったパスタをそっと口に放り込む。

「んまあああ!」
「んまーいっ!」

雅紀を目を合わせて微笑んだ。

「手間暇かけただけあるね」
「うんっ…大変だったけど、本当に美味しいねえ…」

こんな美味しいミートソース食べたことなかった。
お肉いーっぱい入ってるし、お野菜の甘みがこんなに濃厚に感じるなんて…

「あのウスターソースが効いたのかな?」
「凄いねえ…隠し味って…むふ…」

あれだけ時間を掛けて作ったのに、食べたらあっという間だった。

「むはー!美味しかったああ…」

雅紀は子供みたいに口の周りにソース付けて笑ってる。

「ふふ…」

顔を寄せて、雅紀の口の周りのソースを舐め取った。

「たくさん付いてたよ?」
「ありがとう…」

雅紀も俺のお口の周りを丁寧に舐めてくれた。

「おいし…智…」
「雅紀も、美味しかったよ…」

ふふっと二人で笑いあって、立ち上がった。
台所にお皿を持っていくと、食洗機に入れて。
お鍋に残ったミートソースは粗熱が取れてたから、ジップロックに入れて冷凍庫へ放り込んだ。

「便利な世の中だねえ…」
「智、じじいみたいだからやめな?」

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