第3章 萌葱-moegi- scene2
「おお…これはいい飴色…」
「隊長!では肉を投入いたします!」
「相葉隊員!任せた!」
「あいあいさー!」
合いびき肉をそこに投入して、またひたすら炒める。
ぽろぽろになるまで炒めたら、そこに赤ワインを入れて、ボッてする。
「ねえ、雅紀…」
「ん?」
「どうやってボってするの?これ、IHだよね?」
「あ…ほんとだ…どうしよう」
しょうがないからライターで火を付けてみた。
あんまりボってならなかった。
「フランベってうまくいかないんだねえ…」
これ、フランベっていうんだ…
とりあえずそれが終わったら、今度はすりおろしたトマトを投入した。
そこからローリエを入れて、コトコト煮込む。
「じゃー暫く休憩だねっ」
時々かき混ぜながら、30分ほど煮込んだら味を付けて…
「美味しそうな匂いしてきた…」
「うん…腹減ってきたね」
じーっと二人でお鍋を見つめている。
何度も味見して、味を調整したら出来上がり!
「うまそーーーー!」
「うまそおおおおお!」
生パスタを茹でて、お皿に盛り付けたらできたミートソースをたっぷりとかける。
そして最後は、粉チーズをたっぷりと…
「いっただきまーす!」
「いただきまあぁす!」