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カラフルⅣ【気象系BL小説】

第3章 萌葱-moegi- scene2


笑顔の雅紀に、ぎゅううって抱きしめられた。

「大好きだよ…」
「うん…」

あったかい…雅紀の腕の中は、あったかい…

「ね、晩御飯どうする?」
「あ、買い物行ってないや」
「なんか作ろうか。一緒に」
「えっ…俺が作るよ。なんでもみじん切りでいいなら…」
「あ、じゃあ、ミートソース作ろうか!」
「?」
「ミートソースなら、みじん切りし放題だよ!」

ネットで作り方調べてみたら、雅紀の言うとおりだった。

「わーすごおい」
「じゃあこれ作ろう!」

早速買い物に出かけた。
お野菜と合いびき肉を買って、生パスタも買ってきた。

急いで家に戻ると、さっそくみじん切り。

人参・玉ねぎ・ピーマン・セロリ・にんにくをひたすらみじん切り。
雅紀は隣でトマトをすりおろしてる。

「どうしてすりおろすの?」
「これだと、皮が自然に取れるの。細かくなるし」

たくさん買ってきたトマトが、どんどんすりおろされていく。

「智はどう?」
「んふふ…見てこれ」

だいぶ細かくできた。

「おお、やっぱみじん切り好きパねえな」
「むふ」

材料が準備できたら、大きめの鍋で野菜から炒める。

「おいしくなあれ♪おいしくなあれ♪」

二人で歌いながら、交代して玉ねぎが飴色になるまで炒めた。

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