第9章 決闘
アランが繰り出す剣をフェデルタは受け止め弾き斬り返す
少しずつアランがおしている
「クッ、何でお前なんだよ
俺は子供の頃からずっと萩を見てきた
萩の事が好きだったんだ!?」
「見てるだけじゃ何にもなんねえだろ?」
「お前に何がわかる!?萩は王の娘、騎士の俺が思いを寄せても恋人になれるわけがない!?
だから俺は、萩を守ることで傍にいる事にしたんだ
再開した萩の傍で守れるだけで言いと思っていた
が、
伴侶に選んだのが騎士だと?俺と同じ騎士!?認めれるわけがない!?」
叫び振り下ろしてきた剣をアランは迎え撃ちフェデルタの手から剣が弾け飛ぶ
「それまでです。勝者はアラン殿」
「俺の勝ち。好きなら見てるだけじゃなく行動しろ」
フェデルタはその場に膝をつき項垂れる
「フェデルタ.....」
萩はフェデルタの傍に行きしゃがみ込む
「私も子供の頃貴方だけを見ていたわ
幼馴染でずっと傍にいてくれた貴方の事が大好きだったの
でも貴方は王の娘としてしか見てくれなかった
すごく悲しかった
アランは私がクロッシュの王の娘と知っても普通に接っしてくれたの
王の娘ではなくただの女の子として見てくれた」
「萩、俺は.....」
「私はアランとクロッシュを守ります
フェデルタ、クロッシュの騎士団団長として私たちを支え守ってくれますか?」
「.....はい。俺は、いえ私は騎士団団長として貴女を萩=エスポワール様を支え守って見せます!」
「ありがとう。これからもよろしくね」