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イケメン王宮

第9章 決闘


「アラン~俺たちがいるの忘れてない?
今キスシーンを見せられると傷心の心に傷が増えるよ」

「レオ手出すなよ?」

「はいはい、分かりましたよ。
萩ちゃんが幸せなら俺は良いよ」

「では早速皆さんを.....」

「どういうことだ!?」

ジルの言葉を遮るように怒鳴り声が部屋に響いた

「ああ、フェデルタですか。
実は萩様が伴侶をアラン殿に決められました
今から報告をしようと思っていた所なのです」

「俺は認めない!?」

「何で、何でダメなの?私はアラン以外考えられない!?」

「伴侶になるってことはクロッシュの王になることだぞ」

「そうだよアランならなれるよ!?」

「ねえ、もしかしてフェデルタはアランが弱いとでも思ってるの?
弟びいきじゃないけどアランはフェデルタよりも強いし頭いいよ」

「そんなの戦ってみなきゃわかんねえだろ」

「じゃあさ決闘してみれば、良いよねアラン?」

「ああ、俺は構わない」

「アラン....」

「俺が負ける訳ないだろ」

萩の頭をくしゃっと撫で微笑む

「では訓練場へまいりましょうか
ユーリ、ルイ様達にも訓練場へお越しいただいて下さい」

「はい。了解です」



「ジル、何か用?」

「ねえ~何かあったの?」

「何の用だ俺は忙しいんだ」

ユーリに連れられてルイ、ノア、カインが訓練場に姿を現した

「実は萩様が伴侶にアラン殿を選ばれましたが
フェデルタが猛反対いたしまして
今からフェデルタとアラン殿が萩様をかけて決闘する事になりました
皆さまに見届けていただこうと思います」

「まあ、アランが負けるわけないけどね」

不敵にレオが微笑む

「頑張ってね、アランが勝つって信じてるから」

ギュッと抱き着きキスを交わす

「あ~いいなアラン」

「悪いけど萩はもう俺のだから」

「おいアラン何時までくっついてるさっさと始めるぞ!?」

イライラしながらフェデルタが叫ぶ

二人は中央に進み出て剣を構え

「それでは始め!?」

訓練場に剣のぶつかる音が鳴り響く
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