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イケメン王宮

第8章 留学


「違うよ姉さまフェデルタは幼馴染なの」

声がした方に顔を向けると
萩によく似た顔のサクラが驚いた表情で見ていた

「ふーん...確かに似てるな」

「フェデルタ何時までくっついてんだ」

「シド!!何でここにいるの」

「はっそんなの情報を提供する為だ」

「ちょっと待った。先に報酬の話してからにして!?」

「俺はこの間と一緒で良いぜ」

ニヤッと笑う

「い・や、だいたいクロッシュのことはフェデルタに聞くから良い」

「ねえ萩ちゃん、この間ってなにかな?」

「えっ!?」

黒いオーラを纏ったレオがほほ笑む

「シュタインの行く前にちょっと萩から報酬のキスを貰っただけだぜ?」

「報酬は金にしろって言っただろ萩!?」

「うっごめんなさい」

「あっ、俺も萩とキ.....」

「わー言っちゃダメー!?」

慌ててノアの口を塞ぐ

「はへ?」

「そう!ダメ」

「ノアともしたのずるい!萩ちゃん俺ともキスしてよ」

レオは萩の手を引き自分の腕の中に収め顔を近付ける

「ちょ、ダメ....わっ」

誰かにいきなり引っ張られて後ろに体が傾く

「ダメだよレオ。俺とするんだから、ね萩?」

ルイが妖艶に微笑み後ろから腰を抱く

「え~俺ともう一回しよう?」

「萩から離れろ!」

左手をノアと右手をフェデルタが掴む

「えっ?えっ?待って私は.....」

「ふふっ萩様はおもてになりますね」

「アラン様いいんですか?」

ユーリは眉間にしわを寄せているアランに微笑む

「フェデルタ」

「何だアラン」

「せっかく騎士留学に来たんだ訓練場に案内する」

「ああそうだな、分かった今行く」

萩の手を放しアランと歩き出す

「あっ!待って私も行きたい。みんなまた後でね」

ルイ達の手から逃げアランを小走りに追いかける

「アラン、待って!?」

「待たない」

「ねえ、怒るくらいなら助けてくれてもいいんじゃない?」

クイッと袖を引っ張りながら上目づかいに睨む


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