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イケメン王宮

第7章 騎士


「ジェラルド陛下お招きありがとうございます
私はクロッシュのデジールで御座います
こちらは我が国の騎士団長です
今日はよろしくお願いいたします」

「よく来たな。今日はシュタイン、クロッシュ、ウィスタリアの親善パーティーだ
ウィスタリアのプリンセスを紹介しよう」

スッと手を挙げると扉が開きノアにエスコートされた
萩が入ってくる
真っ赤な深紅のドレス、髪はアップに纏めて足元には
ウィスタリアのプリンセスの象徴ガラスの靴を履いている

「!!!!!」

「お初にお目にかかります、ウィスタリアのプリンセス『サクラ』と申します。よろしくお願いいたします」

(サクラ様?しかし王妃様に似ている...)

「どうしたのだ?騎士団長がぼうっとしていては警護などで出来ぬぞ!?」

「はっ!申し訳ありません」

「デジール様良いではないですか、我が国ウィスタリアの騎士団長とシュタインの騎士団長もいるのですから大丈夫ですよ
3人とも警護をよろしくお願いしますね」

「「「はい、お任せ下さい」」」

「サクラ様は最近プリンセスになられたとお伺いいたしましたがそれまでどちらにいらしたのですか?」

「ここからは少し遠い所なのですが『日本』と言う国です」

「日本ですか。どのような国なのですか?」

「そうですね....一言で言うと、とても平和な国です」

にっこり微笑みサクラに聞いた話をデジールに語る

「クロッシュはどの様な所なのですか?」

「そうですね以前は悲しい事故があり国民が悲しんでいましたが今は少しずつですが賑わいつつあります」

「悲しい事故ですか。何があったのですか?」

「4年前に王と王妃それに王女が火事で亡くなったのです」

(よく言うよ自分が父様や母様を殺したくせに)

「そうなのですか.....それでデジール様が国王代理をされているのですね
でも、お一人で国を建て直すのは大変では無いのですか?
ウィスタリアに出来る事があれば遠慮なくおっしゃってくださいね」

「では、今度クロッシュに来ていただけますか?」

「えっ、クロッシュにですか?」

「はい。国を見ていただければクロッシュの現状がわかりますし、何よりも国民が喜びますので」

「分かりました。ウィスタリアに帰ったらジルに相談してみます」
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