第7章 騎士
(ジルの代わりか.....
冷静沈着なルイ?無気力なノア?社交的なレオ?
それとも.....)
「俺は護衛としてついてくからな
極秘とはいえプリンセスが護衛も無しだと可笑しいだろ」
「アランありがとう。」
「極秘なので明日の夜に出発します
それまでに誰を連れていくか考えといて下さい」
「はい。わかりました」
自室へと帰りながら誰と一緒に行くか悩む
考え事をしながら廊下を進んでいるとすぐ傍の扉が開く
「きゃっ!」
グイッと手を引かれ部屋に連れ込まれ壁に押し付けられた
「よう萩、何しけた面してんだ?」
「シド!?いきなり何するの」
「お前がおもしれえ顔して歩いてるから悪いんだろ?」
「失礼ね!?考え事してただけよ」
睨み付けるが
シドは押し付けた壁に手をつき逃げ道奪うと
顔を近づける
「誰を連れていくか迷ってんだろ。なら、良い事教えてやる」
ニヤッと笑みを浮かべる
「ルイは仕事で出張、カインはモデルの仕事、レオは官僚会議、ノアは昼寝だな」
「そっか皆仕事が.....昼寝って仕事?」
「ちげーだろ、まあノアの昼寝は仕事のうちかもな
それともう一つこっちが本題だ」
「何?」
「クロッシュはデジールと騎士2名で来る
後、本当はもう一国来る予定だったが辞退したらしい」
「デジールが.....ありがとう教えてくれて」
「どう致しまして。
それじゃあ、報酬を頂こうか?」
「えっ!?」
顎に手をかけ上を向かされ
チュッとキスをされた
「これはルイたちの情報の分
後は、パーティーの情報の分」
「っっん」
さっきと違って深い口づけに
空気を求めて口を開くと
舌が入り込んできた
「ふぅっ、はぁっ」
最後に下唇を吸い上げ離れる
「じゃまたな」
そう言うと萩を残して部屋から去っていく
「もう//自分から勝手に喋ったくせに」