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イケメン王宮

第6章 お披露目会


「アルここはウィスタリアよ喧嘩しないで」

「はい。申し訳ございません」

剣をしまい頭を下げる

「ユーリも揶揄っちゃダメだよ
アルは頭固いんだから」

「はーい。ごめんねアルバート様?」

「もういい!好きに呼べ!?」

「ははは、冗談だよアル」

アルとユーリはゼノの傍に近づく

「今後は気を付けろアル」

「....申し訳ございません」

(なぜ俺だけ...)
苦い顔で頭を下げるアルに対して

「ゼノ様、お久しぶりです」

「ユーリ....久しいな専属執事をしているそうだな」

「はい」

ユーリはにこにこ笑顔で話をしている

「ええ、ユーリはよく働いてくれています。流石はシュタインの騎士ですね」

「はあ!ユーリがシュタインの騎士!?」

「やっぱりジル様は知ってたんだ。
そう、俺はシュタインで副団長やってます」

にっこり微笑んで答える

「ねえユーリ、アルより強いのに何で副団長なの?」

「萩様!」

抗議の声をあげるアルを無視して
素朴な疑問に小首を傾げて聞く

「えーだって、団長って色々面倒くさいでしょ?ねぇアラン様」

「まぁ確かに団長は色々面倒だが.....」

「面倒はアルに押し付けて、気楽な副団長してるって訳だよ」

相変わらずのスマイルで続けた

「なるほどね、アルはそういうの得意だもんね」

「はい。ユーリには任せれません」

真顔で萩に返事を返す

「なあユーリ、今度手合わせしてくれるか?」

「ジル様俺がアラン様と手合わせしてもいいんですか?」

「ええ構いませんよ。しかし、あまり目立たぬ用にしてください」

フッと笑みを浮かべ

「ユーリはどこにいても変わらぬな。
アル話は済んだ帰るぞ」

「はい。ゼノ様」

立ち上がるとアランが扉を開く

「そう言えばプリンセスはウィスタリアの次期国王を選ぶそうだな」

「はい。その通りです」

「萩もクロッシュの次期国王、伴侶を探したらどうだ。
ここには良い人材がたくさんいるだろう?」
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