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イケメン王宮

第6章 お披露目会


「失礼します。
ジル様紅茶が入りました」

「ありがとうございます。ユーリ」

「貴様!?」

ユーリをみてアルの眉間に皺が寄る
そんなアルを無視してジル、萩、ゼノに紅茶をサーブする

「よかったらアルバート様もいかがですか?」

にっこり微笑み『様』を強調して声を掛ける

「気色悪い呼び方をするな!」

「嫌だなーアルバート様、何を怒っているのですかアルバート様」

笑顔のままで『様』を連呼する

「貴様!やめろ」

ユーリに向かって手を伸ばすが
素早く躱しす

「!!」

「えー騎士団長様が一介の執事に手をあげるんですか?アルバート様」

その様子を見ていたアランが

「なあ、あの二人ほっといていいのか?」

「ああ。気にしないでくれいつもの事だ」

アルとユーリに一瞥くれるとジルに向き直る

「それで、パーティーのことだが.....」

「待て!」

「ええ、私宛に送って頂けると.....」

「貴様!」

「サクラ様じゃなくて私が行っても.....」

「避けるな!」

「はい、その為にゼノ様はパーティーを開かれる.....」

「おのれ、ちょこまかと!」

「..........」

アルの攻撃をニコニコ微笑みながら華麗によけるユーリ
叫びながら攻撃するアル
無視を決め込み話を続けていたが

「兄様ちょっとごめんなさい」

「ああ、ではこれを」

「ちょ、待て萩!何を.....」

アランが呼ぶ止めるが無視をする
その手にはゼノが腰に差していた剣が握られていた
二人に近づくと無言でアルに剣を振り下ろす

ガキィッーンと刃が鳴る

「なっ!....萩様!」

とっさに剣を受け止めた

「アルバート....そんなに相手がして欲しいのなら
私がしてあげます」

「萩、手加減はいらん思いっきり殺れ」

「ゼノ様!?」

「アルバート様頑張ってね?」

「ユーリ貴様!」

「どうしたの?兄様から許可は頂いたわよ?」

以前ゼノの許可があれば良いと言ってしまった事を後悔した
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