第4章 青色の奇跡
せんぱいに聞いてから中を開けると
「手袋だ!!」
あったかそうな手袋、そして、
「ディズニーランドのチケット!」
大野「ちゃん、
練習の合間に言ってたでしょ。
ディズニー行きたい!って。
よかったら一緒に行ってくれる?」
「もちろんです!!」
せんぱいもう私、待てません!!
「せんぱい、好き!
大野せんぱいが好きです!!」
我慢できずに思いを伝えると、
大野せんぱいはへにゃへにゃーと
座り込んでしまった。
「せんぱい!?どうしたんですか!?」
大野「先に言われちゃったよ。
おいらが言おうと思ってたのにー。」
その一言を聞いて、
「いや、そのですね、
私が先じゃないんです。
せんぱいさっき寝言で言ってましたもん。」
カンニングがばれたような感覚。