第3章 眼鏡 緑間真太郎
「真ちゃん真ちゃん、どうしよう!」
「、どうしたのだよ」
今日は休日。真ちゃんの部活が休みだったので、久々に家に招いている
「眼鏡、割れちゃった」
眼鏡って言っても伊達眼鏡である
「割れても、あまり意味がないと思うのだよ」
割れた眼鏡を手にして訴える
「伊達眼鏡だけど、これはサングラスの様に紫外線をカットしてくれる優れものなの!」
「バカバカしいのだよ」
そういって無視する
「真ちゃんの馬鹿!」
部屋から出ようとした時、腕を掴まれた
振り向くと私を見下ろす真ちゃんがいた
「何処に行くのだよ」
「真ちゃんが、バカバカしいって言うから、買いに行く」
「理屈が成り立ってないのだよ」
「......そんな事言ったって買うもん」
「....く.....だよ」
「えっ?」
「一緒に行くのだよ」
「......何処に?」
「の眼鏡を買うのだよ」