• テキストサイズ

小さな恋、育てませんか?【IDOLiSH7】

第3章 真実



「まつり、今日何をしようとしたんだ?」

一瞬、言おうか迷ったけれどこの人に隠し事はしたくないと思い、口を開いた。

「楽さんに少しでも休んで欲しくて…。
でも、掃除も料理もこんな身体じゃ全然ダメで…。
余計に散らかしてしまって、すみませんでした…。」

ゆっくりと本当の気持ちを話すわたしに、楽さんは

「はははっ!」

と笑った。

「そんなこと考えてくれたのか…?
俺は、その気持ちだけで嬉しい。」

この人は何でこんなに優しいのだろうか…?
わたしの心臓はドキドキとうるさくなった。


夜中、楽さんが完全に寝たのを確認してそっと家を出た。

楽さんはあんなふうに言ってくれたけれど、やっぱり普通の大人の大きさになって、恩返しがしたいと思う。


/ 21ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp