第6章 一番強いのはぼくだよ!!
童心に帰り、ババ抜きや七並べ、神経衰弱などを楽しんだゆめ美達。
日が傾き始める時間が訪れ、最後のゲームは大富豪をすることになった。
※以下、大富豪のルール説明になるので、説明不要な読者様は二ページすっ飛ばしてください。
大富豪とは、ざっくり説明すると、場に出ているカードよりも強いカードを出していき、手札を早くなくしていくゲームだ。
カードを全員に均等に配り、ダイヤの3を持っている人から時計回りにカードを出していく。
カードを出す人は、直前に出されたカードよりも強いカードを同じ枚数出さなければいけない。
出せるカードがない場合、もしくは出せるカードがあるけれど出したくない場合はパスをする。
自分がカードを出した後に他の全員がパスをして、再び自分の順番が回ってきたとき、場にあるカードを流し、その人が好きなカードを出すことができる。
手札がなくなったらあがり。
誰かがあがった後に残った人全員がパスをしたら、場にあるカードを流し、あがった人の次の順番の人が好きなカードを出すことができる。
最後の一人になるまで繰り返し、一番最初に上がった人が「大富豪」、二番目に上がった人が「富豪」、最後から二番目に上がった人が「貧民」、一番最後まで残っていた人が 「大貧民」、それ以外の人が「平民」となる。
第2戦以降は、大富豪と大貧民、富豪と貧民がカードの交換を行う。
大富豪は大貧民に不要なカードを2枚渡し、大貧民は大富豪に手札の中で最強のカードを2枚渡す。
同様に、富豪は貧民に不要なカードを1枚渡し、貧民は富豪に不要なカードを1枚渡す。
第2戦以降は、大貧民が親となり、第1戦と同様にゲームを繰り返していく。
カードの強さは3が最も弱く、数字順に強くなっていく。A、2、ジョーカーが勝負の決め手となる切り札だ。
ジョーカーは単独で出せば無条件で最強のカードであるが、他のカードの代わりにもなる。例えば、同じ数字のカード三枚出したいのに二枚しかなかった場合、その一枚を補うことが出来るのだ。