第26章 ※チョロ松エンド 僕を君に捧ぐ
「や、だめっ、痛い…!」
「ごごごめんっ!!」
三分の一ほど挿れたところでピタリと止める。
(いきなり全部は無理か…)
チョロ松はゆめ美の汗で張り付いた前髪を搔き上げ、そっと唇を奪う。
「これなら痛くない…?」
優しく囁き、浅い出し入れを始める。膣壁を傷つけてしまわぬよう、ゆっくりと腰を揺らす。
「ん、うん…だいじょぶそう」
ずっと目を閉じていたゆめ美だが、まぶたを開きチョロ松を見つめた。するとなぜか、目の前に映るチョロ松は苦しげに顔を歪ませている。
「チョロ松くん休む?」
「ううん。こーゆーのは僕よりゆめ美ちゃんの方が大変でしょ?まだ痛い?」
頭を撫でられゆめ美はふるふると首を振った。
「平気。もうあんまり痛くないかも」
チョロ松のソフトな挿入のおかげで、ゆめ美はあまり痛みを感じずにいた。
それならばと、チョロ松はゆめ美の脚を広げて腰をグイと押し込む。
「じゃあ、もう少し挿れるよ?」
「え…あ、あぁっ!」
途端、ゆめ美の下腹部に強烈な圧迫感が襲う。
そこで初めて、ゆめ美はチョロ松が自分の為に加減してくれていたのだと気づいた。痛くないよう、身体を労ってくれていたのだと。
ゆめ美の脚を掴み半分ほど挿れると、チョロ松は深く息を吐いた。