第2章 淫魔ちゃんの生態
『紅楼っ、そこ……指入れるとこじゃ無い』
「ん? あー、はそうか……指でも良いんだよ」
『っ?! や、なになにっ……中、ジンジンして変』
指が二本入れられ、出たり入ったりを繰り返しているが、ジンジンして熱くて何か変な感じ。
『ごはん食べてないのに、気持ちいい……っ。 く、ろうっ……ゃぁ、んんっ♡』
ビクビクと体が跳ね、潮を吹いてしまった。
ご飯を食べていないのにどうして?
今の気持ちいい感じは何?
疑問が頭の中で渦巻いてもう訳が分からない。
『何、なんで? どうして……っ?』
「お前、セックスって言葉知らないのか」
『セックス……?』
「まぁ良い。 気持ちいいだろ?」
『気持ちいい、怖いっ』
さっきみたいにビクビクってなったら意識飛んじゃいそうで、正直怖い。
今までに無い経験で悪魔なのに臆してしまっていると、指が抜かれそれを口に入れられた。
「舐めて。 ちゃんと唾液つけて」
愛液がねっとり絡みついた指を自力で抜けるわけなく、仕方なく舐める。
自分の愛液を舐めるなんて思いもしなかった。
ちゃんと言われた通りに唾液をたっぷりつけておくが、紅楼は何を考えてるのかさっぱりだ。
「もういいかな」
『んぁ……何するの?』
「気持ちいい事は怖くないって教えようかと……媚薬効果で警戒しないように」
『?! え、ちょっ……そのために?! ダメダメ、っん』
気づいた時には手遅れで、既に指が再び中へと進められていて半ば諦めた。
グッとある場所を刺激された時、
『っ?! あぁぁぁぁぁっっ♡』
ビリビリと足の先から頭のてっぺんまで電気が走ったような、頭が真っ白になってしまった。