第8章 妹の戦い方
ヒーローチームがビルに潜入した。
第六戦開始(スタート)──
5階フロアの『核』は、障子君が一人で守ってる。
私は…4階フロアで、相手チームの待ち伏せをしてる。
障子
《やはり2人は、固まって移動しているようだ》
障子君には、“個性”で2人の動向をチェックして貰ってる。
障子
《2人が3階フロアに入った。もう直ぐ来るぞ》
私は、一つ息を吐いた。
障子
《今、4階フロアに入った》
風利
「了解。障子君は、そっちお願いね」
無線を切り、私は飛び上がった。
足音を鳴らさない為に空中を飛びながら、フロア入口の方へ向かう。
風利
「目標発見」
飯田/爆豪
「!」
飯田君と爆豪も、私を見つけた。