第7章 姉の戦い方
砂藤
「す…凄え‼︎」
上鳴
「なんって“個性”だよ…」
蛙吹
「流石推薦入学者ね」
モニタールームに、二回戦の各コンビが戻って来た。
薙景
「姉さん、お疲れ様」
薙景
「いや〜、轟君のお陰で楽だったわ〜」
十分姉さんも凄かったよ…
葉隠
「まさか、私が捕まるとは思わなかった!」
風利
「透ちゃん」
いつの間に隣に…
葉隠
「強い風に驚いてたら、いつのまにか床に倒されてたの!ナイフ向けられた時は、ちょっと怖かったけど…」
芦戸
「大丈夫?」
風利
「怪我とかしてない…?」
葉隠
「うん。驚かされただけだったし、ビルが凍った時は、薙景ちゃんが私を抱えて浮いてくれたから!」
風利
「ホッ)良かった」