第7章 姉の戦い方
皆が驚いてる中…再び私達は驚愕する。
風利
「凍った…?」
訓練会場のビル全体が、氷に包まれたから。
私達の居る地下のモニタールームでさえ、冷気に包まれている。
風利
「轟君の“個性”…⁉︎」
姉さんが無線で連絡すると、直ぐに轟君が核のあるフロアに着いた。
オールマイト
「仲間を巻き込まず、核兵器にもダメージを与えず、尚且つ敵も弱体化!」
切島
「最強じゃねェか‼︎」
動けない尾白君の横を通って、轟君が左手で核に触れた。
オールマイト
「ヒーローチームWIN‼︎」
直後、モニタールームから冷気が消え熱気が広がった。
ビルの氷も全て熱で溶けていく。
轟君は…熱と氷両方の“個性”を持ってるの⁉︎
風利
「何それ…凄過ぎる…」
モニターの中の姉さんは、轟君の肩を叩きながら笑っていた。