第7章 姉の戦い方
オールマイトが戻り、モニタールームにオタク君以外の訓練組が連れられて来た。
オールマイト
「まあ、つっても…今回のベストは、飯田君だけどな!!!」
飯田
「Σなな!!?」
まさか自分と思ってなかったのか、俯いてた飯田君がバッと顔を上げた。
蛙吹
「勝ったお茶子ちゃんか緑谷ちゃんじゃないの?」
蛙吹さんが、純粋な疑問を口にする。
オールマイト
「何故だろうなあ〜〜〜?分かる人!!?」
八百万
「ハイ、オールマイト先生」
手を挙げたのは、才女の八百万さんだ。
八百万
「それは、飯田さんが一番、状況設定に順応していたから。爆豪さんの行動は、戦闘を見た限り私怨丸出しの独断。そして先程、先生も仰ってた通り屋内での大規模攻撃は愚策」
本物の敵(ヴィラン)に見えたしね、爆豪君。
八百万
「緑谷さんも、同様の理由ですね」
幾ら敵(ヴィラン)退治の為とはいえ、ビル壊すのは絶対にダメだもんな〜。
八百万
「麗日さんは、中盤の気の緩み。そして、最後の攻撃が乱暴過ぎた事。ハリボテを『核』として扱っていたら、あんな危険な行為出来ませんわ」
核に瓦礫ぶつけまくってたもんね。