第6章 BATTLE
オタク君が、爆豪君に背を向け駆け出した。
芦戸
「逃げてる!」
切島
「男のする事じゃねえけど、仕方ないぜ。しかし、変だよな…」
オタク君は、逃げた先の壁際に背を貼り付けた。
そこに、爆豪君が迫って行く。
相変わらず、オタク君の目には涙が浮かんでて…爆豪君は、顔に汗を滲ませてる。
何かを叫ぶ2人。
切島
「爆豪の方が、余裕無くね?」
皆の目は、モニターの2人に釘付けになってる。
2人が、互いに攻撃の構えをとった。
切島
「先生‼︎やばそうだってコレ!先生!」
オールマイトは、震えながら通信機を口元に運んだ。
オールマイト
「双方…中止……」
その時、オタク君が何かを叫んだ。
オールマイト
「!」